Steam2026年上半期売上が約1.8兆円で過去最高、旧作が収益の8割近くを占める理由を読む
Steamの2026年上半期売上が過去最高の約1.8兆円に達したと調査会社Alinea Analyticsが報告した。10年前と比較して約5倍という成長ペースに加え、収益の8割近くを旧作が占めるという構造そのものが今回の注目点だ。新作偏重の市場観とは異なる実態が数字で示されている。
Steam上半期売上、約1.8兆円という規模感
Alinea Analyticsの調査によれば、2026年上半期のSteam売上は約1.8兆円に達し、10年前の約5倍まで拡大したという。Tom's Hardwareの報道でも上半期の売上が11.1億ドル規模と伝えられており、複数媒体で近似した規模の数字が出ている点は信頼度を高める要素だ。プラットフォーム全体の成長が単発の話題作に依存せず、継続的な拡大トレンドにあることがうかがえる。
収益の8割近くを旧作が占める構造
今回の報告で最も注目すべきは、新作ではなく旧作が売上の約8割近くを占めているという点だ。これは新作ローンチの話題性だけでゲーム市場を語れないことを示すデータであり、長く運用されているライブサービス型タイトルや定番の名作が安定的にプレイヤーの購買行動を支えている実態を裏付ける。実際、直近のSteam同接ランキングでもCounter-Strike 2やDota 2、PUBGといった旧作が上位に居座り続けている状況と整合する。
中国プレイヤー流入と旧作カタログの好循環
Tom's Hardwareの報道では、この成長の背景に中国プレイヤーの流入拡大と旧作カタログの好調が挙げられている。新規ユーザー層が過去の名作を掘り返して購入する動きが、旧作の売上比率を押し上げている可能性がある。プラットフォームの裾野拡大が、既存タイトルの寿命を延ばす方向に働いているといえる。
読者への実用的な視点
この調査結果は、セール時にどのタイトルを狙うべきかの判断材料にもなる。話題性の高い新作だけでなく、長期間支持されている旧作やロングセラー作品も購買候補として押さえておく必要がある。特にセール対象になりやすい定番タイトルは、今回のデータが示す「旧作が主戦力」という市場構造の裏付けにもなる。
まとめ
Steamの上半期売上が過去最高を記録した背景には、新作の話題性だけでなく旧作カタログの厚みと中国市場の拡大があるとみられる。今後のセールや購入判断では、新作の勢いに加えて長期運用タイトルの動向にも目を向ける必要がある。

